子どもゆめ金助成活動・講演・講座
「見えない見えにくい子どもの読書支援 子どもと多媒体の本をむすぶ」
「どの子にも、読める本がある」ために、図書館・学校・まわりの大人・ボランテイアなどが どんな働きや協力をすればよいのでしょうか。 ちらしpdf⇒H28年度子どもゆめ基金ちらし
点字、音声、拡大、さわる本、マルチメディア・デイジー、リライトなどの媒体変換をすることで、子ども一人ひとりにあった本があれば、本を自分で読むことができます。しかし、さまざまな障害のある子どもの読書環境の現状はどうでしょうか。大人たちの誠実な環境作りを子どもたちは待っています。図書館、学校、親御など周りの大人、ボランテイアが共に学び、連携していくことを願って、総論、具体的な製作講習を、企画しました。
講演 1月13日(金)「どの子にも、読める本がある」ために
10:30~12:00 12:45~14:00 定員30名 参加費無料
講師:石井みどりさん (元横浜市立盲特別支援学校図書館司書)
山内 薫 (NPO法人弱視の子どもたちに絵本を・理事長)
会場:日本ライトハウス文化情報センター 4階 会議室 ≪四つ橋線・肥後橋下車≫
石井さんは、多くのボランテイアと共に、単なる点訳、音訳にとどまらず、リライト、
マルチメデイアデイジーなどの資料作り、さまざまな拡大本、指で読む絵本作り、
点図などの資料群を作り、一人ひとりの子どもに、きちんと沿った本を用意してこられました。
山内からは、公立図書館からの支援学校支援、拡大本、点訳、音訳サービスなど、一人ひとりの市民と 本をつなぐ実践報告、更に、障害者権利宣言や差別解消法、著作権法など障害のある子どもを取り巻く法的な整備などの話しです。
申し込み・お問合せ
電話(090-4642-5662) メール(wanpaku.jyakushi@gmail.com)
fax(06-6835-1512) ご氏名と連絡先をお知らせください。
講演 講師紹介
石井みどり:
横浜市立盲特別支援学校の図書館司書を勤めながら、日本図書館協会障害者サービス委員会関東小委員会委員として、障害のある児童生徒の読書環境整備に尽力した。退職後も、長年勤めた同校でボランティアとして活動を続け、日本国際児童図書評議会会員として東北の子どもたちの読書支援を行うなど、精力的に子どもの読書支援活動に携わっている。点字付さわる絵本の出版協力も行っている。
著書:『バリアフリーの本2 はじめての点字』偕成社
共著:『一人ひとりの読書を支える学校図書館』読書工房
協力: 点字付さわる本「ぐりとぐら」福音館書店、同「さわるめいろ」小学館
同「ノンタンじどうしゃぶっぶ~」偕成社 他
山内薫:
東京都墨田区立図書館で、一貫して障がい者サービス、子どもへのサービスを担当。
視覚障がい者、高齢者、知的障がい者へのサービスを、施設に出向くなど、積極的に行ってきた。拡大写本サービスは1980年代から手がけてきた。2012から当NPO理事長。
著書
『あなたにもできる拡大写本入門』 大活字 1998年
『本と人をつなぐ図書館員 障害のある人、赤ちゃんから高齢者まで』 読書工房 2008年
共著
『見えない・見えにくい人にも「読める」図書館』 読書工房 2009年
『LLブックを届ける やさしく読める本を知的障害・自閉症のある読者へ』 読書工房 2009年